自分自身の 「体と心の変化」や「病気への対処」を知ること、
そのバランスを保ち “健康で快適な生活” を送るための方法を
古代インドの生命科学「アーユルヴェーダ」から 学びつつ ブログを書き進めています。
【おさらい】アーユルヴェーダの体質論
ドーシャのバランスに影響する “もっとも大きな要因” は 体質(prakrti=本性)です。
体質とは《ヴァータ》《ピッタ》《カパ》の3つのドーシャのうち、どのドーシャが “生まれつき優勢でバランスを崩しやすいか” が決まっています。
注意)3つのドーシャの組み合わせは人の数だけあるので、無数の体質があるとも言えます。
生まれつきの「ドーシャ・バランス」
《ピッタ体質》
生まれつきピッタが多い人は、ピッタの質が心身に強く現れています。
<熱性 鋭さ 強烈さ>が《ピッタ体質》の “心身の特徴” です。
《ピッタ体質》心身の特徴
全体的な特徴
- 中肉中背
- 髪が細くて軟らかい
- 手指が反り返る
- 寒さに強い
- 暑さに弱い
- 汗をかきやすい
- 便秘はほとんどしない
- 下痢は多め
- 目つき鋭い(知性を象徴)
- 闘志や敵対心にあふれる
- 小麦色の肌(日焼けしやすい)
《ピッタ体質》体の特徴
バランスしているとき
- 快便
- 快食
- スタイルがよい
- 関節が柔軟
- 皮膚が温かく柔らかい
- 皮膚が輝く
アンバランスのとき
- 異常に汗かき
- 灼熱感
- 赤い湿疹
- 蕁麻疹(じんましん)
- 胸やけしやすい
- 目が充血しやすい
- 口臭・体臭
- 若ハゲ・白髪が目立つようになる
- 発症しやすい病気
- 肝臓・胆嚢の疾患
- 胃腸の病気
- 心疾患
- アルコール依存性
《ピッタ体質》心の特徴
バランスしているとき
- 情熱的
- 知的
- 勇敢(勇気がある)
- 機転がきく
- チャレンジ精神が旺盛
- 集中力もよい
- 行動や話にムダがない
- リーダーに最適
アンバランスのとき
- 短期
- 怒りっぽい
- 批判的
- 憎しみ
- 喧嘩っぱやい
- 完璧主義
- 敵をつくりやすい
- 見栄っぱり(見た目を誇示)
- 高級品を好む
参考にしてみてください。
次回は《カパ体質》です。
参考文献
「インドの生命科学アーユルヴェーダ」上馬場和夫、西川真知子著 発行元:農分協
「本当の自分を取りもどすアーユルヴェーダ」ジュディス・H・モリスン著 発行元:ガイアブックス
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