自分を知るための東洋医学《腎①》

「木・火・土・金・水」という「五行学説」に基づいた

「腎・脾・肝・肺・心」五臓(ごぞう)の分類を「臓象学説」と呼びます。

今回は 生命エネルギーの貯蔵庫とも言われる「腎」についてです。

 

【「腎」とは】

「腎」の役割は自然界における海や湖に相当し、海は生命が誕生した場所であり、多種多様に繁栄させた場所であることから、

「腎」は生命力のもととなる臓であり、成長、発育、生殖にかかわる<先天の本>といわれています。

 

「腎」の盛衰と年齢変化

「腎」に蓄えられた先天的な生命力は、生涯にわたって成長、発育、生殖に働きます。

その盛衰の変化は「生」「長」「壮」「老」「巳」の5段階で表現されます。

 

「津液」の代謝機能で重要な役割を担う

「腎」には「腎陰」と「腎陽」が蓄えられています。

「腎陰」は生命力を体内に供給する原動力となるもので熱源となる存在です。

「腎陽」の熱によって気化されて「津液」の材料となり、やがて「津液」となって全身を巡ります。

 

【「精」は「腎」の働きを支える】

「腎」は生命力の元となる臓で、生命力を生み出す根源となる「精」を蓄えています。

先天と後天の精

「先天の精」と「後天の精」が結びつくと「腎精」となります。

「先天の精」

生まれる前に母親から受け継いだ生命力を生み出す根源となるものを「先天の精」といいます。

 

「後天の精」

食べ物(水穀)から得られる生命力を生み出す根源となるものを「後天の精」といいます。

 

「腎精」となる

「先天の精」と「後天の精」が結びついたものは「腎」に蓄えられます。

蓄えられた「精」を「腎精」と呼びます。

 

「腎精」は「先天の精」と「後天の精」が結びついたものであり、「腎」に蓄えられた生命力の根源です。

 

つづく

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